歯を常に健康な状態に保つためには、治療後の定期的なチェックと継続的なメンテナンスが必要です。
これまでは病気になってから治療をすることに重点が置かれて
いましたが、虫歯と歯周病に対して、歯が健康な段階から専門
的な予防処置を定期的に受け、発病を可及的に防ぎ、歯を長持ち
させようということが重要となってきます。
当院では、市川市の各種「お口の健診」を行っています。
・10年ごとの節目検診の「歯周疾患検診」
・一生に一度、二十歳で受ける「二十歳の歯科健康診査」
・特定保健指導の一つとして行われる「いきいいき歯力検診」
・お口のなかにできる口腔がんを早期に発見する「口腔がん検診」
ご不明点、健診のご要望等ございましたら、当院へお問い合わせください。
フッ素の効能
◇ 再石灰化の促進作用。
◇ フルオロアパタイトを生成して酸に強い歯質にします。
◇ 酸の精製を抑制します。
◇ 抗菌作用があります。
歯と、唾液やプラーク中の水分の中では、常にカルシウムとリンの交換、つまり、脱灰と再石灰化がくりかえされています。この時、酸性状態(PHが低い)がつづくと脱灰が起こり、歯の表面はとかされて初期う蝕になってしまいます。
フッ素は再石灰化を促進し、歯の表面にフルオロアパタイトを生成し、酸性に強いエナメル質を形成します。
シーラントとは、虫歯になりそうな歯の溝に、レジン(プラスチック のような樹脂)をコーティングし、虫歯を防ぐ方法です。
歯の溝、特に奥歯の溝は狭く深いために、汚れが溜まっても歯ブラシでは除去しづらいです。
この溝をプラスチック樹脂で完全に塞いで保護するという予防方法です。
歯ブラシの毛先がミゾに届かない |
歯と歯の間も届きにくい |
奥歯のミゾはとても虫歯になりやすいので、フッ素入りシーラントで予防しましょう。
虫歯になりやすい奥歯のミゾを、フッ素入りの合成樹脂でシールして
虫歯を予防する方法がシーラントです。
ミゾを処理してからシールするので、歯を削らずにすみます。
出展:フッソで健康づくり(砂書房)
プラークの中の虫歯菌は、あなたが食べたり、飲んだり
した食物から栄養をとり、歯をとかす酸をつくります。
この酸によって歯がとかされてしまった状態がう蝕です。
食事をとるたびに、お口の中は数分で酸性になり(pHが低くなる)、歯の表面の成分(カルシウム・リン)がとけはじめます。この状態を脱灰といいます。
40分くらいたつとpHは高くなり、とかされた歯の成分はもとにもどされ再石灰化します。
しかし、食べ物を口にする回数が多いと、酸性の状態が長くなり、歯の成分がもとにもどされるひまがなくなります。
特に寝る前の飲食は唾液分泌量が少なくなるため、再石灰化は起こりません。
口腔2大疾患の虫歯と歯周病は細菌による感染症です。
虫歯は虫歯菌、歯周病は歯周病菌などの感染によって引き起こされますが、その進行度や頻度には個人差があり、その人の病原菌に対する抵抗力によって異なります。
お子様の虫歯は、母親(家族)から感染する可能性がありますので、特に妊娠期間中は口腔内を診査診断し、予防指導を受けることをおすすめします。
また、歯周病原菌の場合も、大人(両親)から子供への感染や夫婦間の感染も起こりますので、ご家族での定期健診をおすすめします。
虫歯と歯周病を予防するポイントはプラークの増殖を抑制し、悪い影響を及ぼさないようにいつもコントロールすることです。
ご自分で行うブラッシングやフロッシングだけでは、どうしても清掃できない部位(歯間部や深い歯肉溝など)を私たち専門家が定期的にケアいたします。(※PMTC)
※歯科衛生士らによる専門的な技術と器具を用いたクリーニングのこと
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